邪魅の雫 感想

邪魅の雫邪魅の雫
京極 夏彦

講談社 2006-09-27
売り上げランキング : 66
おすすめ平均

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連続毒殺事件。人が次々殺されるから連続なわけですよ。
いろんな人の視点が次々と展開していきます。
それを読者は頭の中で一つにしていくなり、感情移入するなり、分析するなり、勝手に楽しむんですが、主に今回は青木君と益田君が活躍。
神探偵はあんまり出番なし。京極堂や関口といった主要メンバーも割とおとなしげです。邪魅という妖怪のうんちくもほんとちょこっとしかなくてその点ではちょっと期待ハズレ。終盤のバラバラだった登場人物達がだんだんと1点に集中してくる様は盛り上がったと思う。
一貫して描かれているのは「世界感」。セカチューじゃないですけど、私の世界の外側には他人の世界があるわけではないって事かなあ。

あとは本筋ではないんですけど、罪を犯した人間を罰するという事についての記述があったりとか。自分の中では考えつかなかった道筋も見つかって収穫が割とありました。再読する前に母に貸してしまったんで、彼女が読み終わったらまた読もう。

前作「陰魔羅鬼(オンモラキ)の瑕 」に大鷹っていたっけかなあ?とすっかり忘れていたのでまた読みなおしたり。

私の中の今のところのランキング。
鉄鼠>>>故獲鳥>狂骨>>魍魎>絡新婦>塗仏>陰魔羅鬼=邪魅

鉄鼠大好き。
2006.10.18 Wednesday 08:49 | comments (0) | - | レビュー

のだめカンタービレ <16>

のだめカンタービレ #16 (16)のだめカンタービレ #16 (16)
二ノ宮 知子

講談社 2006-10-13
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ドラマも始まりましたね。
15巻のファゴットオーディションに出てきたポール君の話から。
あとは黒木君とターニャが少し。ターニャ痩せたからっていう訳じゃないけど段々好きになってきて、黒木君とうまく行くといいねーとなぜか応援できるような心境にまで変化してきた。15巻では「ありえねー」と思っていたのに。ターニャ自身の成長のせいかも。のだめは今回はあまり活躍らしい活躍もなく、ぎゃぼぎゃぼ言ってただけですね。千秋はR☆Sの時の悪夢再びって感じで、でもあの経験があったからこそがんばれるのだなあと思ったり。
意外にツボだったのが、ノースリーブ君。なんか良いね彼。袖口だけの理由を説明するときのなぜか片言っぷりが演奏中の激しさとはギャップがあって気に入ってしまった。いつの間にか戻ってきた孫Ruiですが、以前の様子とは違ってなにかを決心しているような、そんな雰囲気。
あとはいきなり成長しているリュカとか。相変わらず変なTシャツきてるテオとか。ラストはいよいよ登場の千秋父。千秋とミルヒーを足して2で割ったような性格(?)1Pだけの登場ですがw
マルレの話メインですが今回も面白かったです。
2006.10.18 Wednesday 09:20 | comments (0) | - | レビュー

クリムゾンリバー2

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち スタンダード・エディションクリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち スタンダード・エディション
リュック・ベッソン オリヴィエ・ダアン ジャン・レノ

ジェネオン エンタテインメント 2006-03-24
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ジャン・レノが好きなんです。ただそれだけです。
キリスト教に絡めたミステリつーのは最近の流行ですかね。
壁かけたキリスト像が流血する事件からスタート。
最初は良い感じなのですがラストになるにつれ、しょぼくなっていって一番盛り上がるところが一番ショボイという謎映画。
続きにネタバレ
2006.11.06 Monday 09:20 | comments (0) | - | レビュー

週刊石川雅之

週刊石川雅之週刊石川雅之
石川 雅之

講談社 2003-02-21
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本屋行くたびに探していたのにないから、amazonのカゴに入れたのはいいけど他に買う物がなくて送料もったいないなぁって思ってそれっきりになってたらこないだwifiコネクタ買うときにまだカゴに入ってるのに気が付いて買ってみた。

いろんな人、いろんな時代をモチーフにした短編集。
最初に入っているお話がまたいいオチ付いてて笑ったw
はづきちゃん登場のニワトリの話も良かった。なんかぼのぼのっぽいけど。
もやしもんもだけど全体的に絵柄が濃いので、この人の書く濃いおっさんとかむさいおいさんのパワーは増幅されている気がする。

これもまたナイトキャップ本に丁度良い感じ。

もやしもん<4>は12/22発売予定かな?3巻終わりに出てきたゴスロリの子の話らしいですが。

そういえば人斬り龍馬の後ろの短編、「神の澄む山」も結構好きです。
石川さんは元気溌剌の男勝りな感じの女性が多いですね。
2006.12.05 Tuesday 08:21 | comments (0) | - | レビュー

ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリーラブ・アクチュアリー
リチャード・カーティス ヒュー・グラント エマ・トンプソン

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004-06-23
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同僚にDVD借りっぱなしだったのをずーっと気になっていたのですが、やっと見ました。そいで見てから、今の時期にぴったりだったんじゃん!と思ったり。
クリスマス前のいろんなカップルのクリスマスまでのお話。
首相と配膳係とか、小説家とメイドさんとか、息子と義理の父、花嫁と花婿の友達等々いろんな人々の物語。それぞれはそんなに絡む事はないけどまぁちょこっとだけ関係あるよみたいな、一本の映画として、オムニバスにならない程度に無理矢理繋がりを持たせた感も多少ありますね。以下ネタバレ感想。
 
2006.12.14 Thursday 08:27 | comments (1) | - | レビュー