そんな次郎に

泣かされた。

先週本屋さんに行ったときに浅田次郎の新刊「中原の虹」が出ているのを発見。
浅田次郎自体好きもキライも特になかったんですが、彼の「蒼穹の昴」という小説を以前読んでとっても気に入ってたんですが、今回はその続編ということで!これはゼヒ買わないとと意気込んでみたものの他に欲しい本もあったんで週明けにamazonでぽちっと購入。

届くまでに「蒼穹」の方を再読。こっちが出たのはかれこれ10年前なのでちょっと復讐しておかないと。
という訳で会社の昼休みにちょっとずつ読もうとおもっていたのにやっぱり読み出すととまらなくなって結局夜中までかかって上下巻一気読み。
もう下巻はどっかんどっかんと連続で泣きポイントが連発なんで大変なんです(何が

あらすじは清朝末期の中国。
占い師の婆に「西太后のお宝を全部手に入れる事ができるだろう」と言われた貧しい村で牛糞を拾う生活の春児(チュンル)が宦官(かんがん)を目指すっていうお話。宦官つったらあれですよ。後宮(日本で言うところの大奥)に仕える男性の事で、後宮の女性達と間違いが起きないようにあれとあれ(wを切っちゃってる男としては機能できない体になってしまった人ですが、ひとたび出世すれば絶大な権力を持つことになります。
歴史小説なんで難しい表現だとかややこしい人間関係だとか政治的謀略とかが飛び交いまくりですが、一人一人登場人物達がとても書き込まれていてほんとにぐいぐいと物語に引き込まれてしまいます。

まーとにかくその辺の設定が好きな人とかはご一読をオススメします。
文庫も出てますので。

んでタイミング良く中原の方も届いたので今日からまたじっくりと読みたいと思っています。
 
蒼穹の昴〈上〉
蒼穹の昴〈上〉浅田 次郎

おすすめ平均
starsおもしろ過ぎて、思わず単行本を買いなおしてしまった
stars作者の最高傑作
stars壮大なスケールの中国近代史〜これで直木賞をとるべきだった。
starsううーーーーおもしろい!!
stars勇気がわいてきました

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2007.02.19 Monday 08:39 | comments (0) | - | レビュー
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